第2期名古屋の学校事務のグランドデザイン

策定の主旨

 名事研は、平成23年度に初めて「名古屋の学校事務のグランドデザイン」(以下、「第1期名古屋GD」を策定し、平成27年度までの5年計画としました。
 理念として「めざす学校事務像」と「めざす学校事務職員像」を設定し、3つの戦略「学校事務組織の確立」「学校事務職員の育成」「学校事務の高度化」と5年間の年次テーマを掲げました。年次テーマに沿った行動計画により、取り組みを進めていくことで、目的や課題が共有でき、方向を合わせ、先を見通した研究活動、情報収集を行うことができました。
 課題として、第1期名古屋GDの周知不足を始め、めざす像などの共通認識が図られていない、行動計画が個人の職名や経験年数、学校間連携での立場が考慮されていないなど、一人ひとりの取り組みについて考えていく必要がありました。
 第1期名古屋GDの策定当時から、学校教育を取り巻く環境は大きく変化しており、課題は複雑化・多様化してきました。
 名古屋市では、「夢に向かって人生をきり拓くなごやっ子の育成」を基本理念とした新しい「名古屋市教育振興基本計画」を策定し、平成27年度から平成30年度の4年間で取り組まれています。平成29年度には政令市権限移譲の実施も予定されており、名古屋市の責任と権限において、学校の在り方、学校事務の在り方が問われています。また、「カリキュラム・マネジメント」「チームとしての学校」といった、私たち学校事務職員も無関係でいられない国の教育改革の流れがあります。このような時期だからこそ、第1期名古屋GDを策定した主旨を継続し、強い意志と高い目標を掲げ、名古屋の学校事務職員がスクラムを組んで学校事務の改革に取り組むことが重要であると考え、第2期名古屋の学校事務のグランドデザイン(以下、「第2期名古屋GD」)を策定します。

基本的な考え方

 「めざす学校事務像」「めざす学校事務職員職像」は、学校事務・学校事務職員の使命を表す理念であり、今後も変わらないものとして第2期名古屋GDへ継承します。課題である共通認識を図るため、「めざす学校事務職員像」がイメージできるよう、3つの視点から学校経営に参画することを表しました。また、めざす像の実現に向け、第1期名古屋GDの戦略を包括した新たな3つの戦略(戦略Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)を設定しました。この3つの戦略はそれぞれリンクして考え、取り組んでいくものです。そして、行動計画については、個人の職名や経験年数、学校間連携での立場が考慮されていなかった点を踏まえ、第2期名古屋GDでは、実行策を個人と名事研組織それぞれで設定し、個人は戦略Ⅰ・Ⅱ、名事研組織は戦略Ⅰ・Ⅱ・Ⅲで取り組みを進めていきます。このことによって、個人は各自の職名や経験年数、各校の実態などを考慮した、実行策を設定することができ、名事研組織は柔軟な事業計画を策定することができます。                   
 第2期名古屋GDは、時勢にあわせた計画とするため、平成28年度から平成30年度の3年計画とします。

 理論を常に検証しつつ,学校経営の一翼を担う,学校事務の改革を進めていきます。