事業計画

名事研は、平成23年に「名古屋の学校事務のグランドデザイン」を策定し、「めざす学校事務像」「めざす学校事務職員像」を以下の通り掲げました。策定から10年以上が経ち、名古屋の学校事務を取りまく環境は様々な変化がありましたが、これらの理念は変わらず重要であるとし、今年度もこれらの実現に向けて事業を進めていきます

<めざす学校事務像>

子どもたちの輝く未来のために、新たな学校事務を実践する

<めざす学校事務職員像>

教育目標を具現化する学校事務を主体的に展開し、学校経営に参画する


子どもを取り巻く社会の変化は加速度を増すばかりです。国は異次元の少子化対策を掲げており、その施策によっては、我々の職務に大きく影響することも考えられます。

令和5年3月8日中教審答申「次期教育振興基本計画」では、「社会の持続的な発展」「共生社会」などと並んで「教育DXの推進」が盛り込まれており、こちらも、今後のさらなる変革が予想される内容となっています。名古屋市では、令和5年度の学校教育努力目標を昨年度に引き続き「ともに学び 自分らしく生きる」とし、「個別最適な学び」「協働的な学び」の充実を一層図るとともに、「安全で幸せな居場所となる学校づくり」を重点事項と設定し、その実現に向けた組織改編が行われました。

また、新型コロナウイルス感染症という予期せぬ事態には、その都度臨機応変な対応が求められるということを経験しました。今後も、教育現場ではますます社会情勢に応じた対応が求められることでしょう。

学校の基幹職員である学校事務職員として、そのような対応力を高めることは喫緊のテーマです。しかしながら、個々の努力では困難なこともあるかもしれません。私たちは、この数年の様々な経験を、その場限り、個々の経験に止めず、共有し、名古屋の事務職員全体の向上につなげることが求められます。「変わるのが当たり前」という認識を持ち、「安定した処理能力」と「変化への柔軟な対応力」、そして、我々の持つ「事務職員間のつながり」を強みとし、さらに、他地域・他職種等さまざまなネットワークを開拓して、知識や能力を高めることが必要です。

そのために、全会員が、まずは、できることから一歩ずつ、あゆみをとめずに進み続けることを意図して、昨年度に引き続き次のテーマを設定して組織運営を行います。

 

<令和5年度名事研テーマ>

あゆみをとめない ~変わる学校に新たな価値を創造する学校事務~